先月の27日、実家で飼っていた愛犬マーブルがこの世を去りました。
11才と2ヶ月だった。
ここ何ヶ月で急に老け込み、目が垂れ下がって本当におばあちゃんのようだった。お散歩が大好きで、小屋から出した途端物凄い勢いで飛び付いて来る程だったのに、いつの間にかそんな元気は無くゆったりと行動するようになっていた。
てっきり歳を重ねてやっと落ち着きのある子になってくれたのだと思っていたけど実はそうじゃ無かったんだと後で気付いた。
マーブルは子供が大好きで、近所の小さい子供達からの人気者だった。どんなに雑に扱われようが、ジッとして決して噛みついたり飛び付いたりしない子だった。そんなマーブルがみんな大好きだったのに。
マーブルと名前を付けたのはあたし。なぜかピンと来て、絶対にそう名付けたかった。なんでだろう。
大型犬なので狭い我が家で飼う事が出来ず外で飼っていたのだけど、昔はよく仕事で嫌な事があると夜中まで小屋の前で話を聞いてくれてたなぁ。失恋した時はあたしの膝に顔を乗せて優しい目で泣きまくる顔をジッと見ていてくれた。
そんな事を今思い出していたら眠れなくなってブログに書留めておく気になった。
マーブルが天国へ旅立った日、ちょうどkaedeの習い事でkohanaを実家に預けに来ていた。その3日前くらいから突然体調を崩したのか、大好きだったお散歩にも行きたがらず食欲も無かったみたいで息遣いも荒くなっていたようだった。病院に連れて行くと年のせいで体内のあらゆる数値がめちゃくちゃになっていたらしい。
その日習い事に行く前に声を掛けたけど全く反応がなくて、しんどそうな息遣いだった。とても寒い日だったので帰ってから家の中に入れてあげようと母と話していて、1時間後、帰ってからすぐに運んであげたけど、39キロもあるマーブルを移動させるのは中々大変で、下に敷いた毛布ごと担架のようにしてもち運んだ。
それを近所の人や子供達が見に来ていたので、移動させた後外で立ち話をしていたらガタッと何かが倒れたような音がした。
本当に一瞬の出来事でその瞬間をあたしも母も見ていなかった。多分最後の力を振り絞って起き上がろうとしたんだと思う。その時はもう体を倒して少し痙攣を起こしたような状態だった。うなりごえを上げて口をパクパクさせていた。呼吸もしていなかったし、心臓に耳を近付けてみると鼓動も聞こえなかった。急いでお医者さんに来ていただいたけど、もう駄目だと分かっていた。
母がマーブルにすがって泣きじゃくっていた。信じられない、嘘のような光景だった。
きっとマーブルはあたしが帰って来るのを待っていてくれたんだと思う。そして、家の中に入った安心感とでもう眠りたいと思ったんだと思う。
ゴールデンレトリバーという犬種は痛くても我慢をする犬種だそうで、よっぽどの事が無い限り声を上げたりしないのだそう。本当は体中が痛かったのかもしれない。しんどかったのかもしれない。先生は、「目が垂れ下がって来た時辺りから体がしんどかったのかもね。」とおっしゃっていた。もしそうだとしたらなんでもっと早く気づいてあげれなかったのか…。かわいそうな事をしたと思う。
もう年齢的にはおばあちゃんだからしょうがない部分もあるんだろうけど。
次の日にペット霊園の方が引き取りに来て下さった。本当に最後のお別れ。
生前大好きだった苺やバナナやキウイとお花をマーブルの顔の前に添えてあげた。天国でも美味しい物が食べれるように。
母はマーブルを自分の子供のように可愛いがって来たから本当に落ち込んでいて、この先が凄く心配。。。kaedeは『死』という意味をイマイチ理解出来ないみたいで、笑いながら「マーちゃん死んだ!」と言っていた。まだ3才だから理解出来なくて当然なんだけど、笑いながら言う事ではないので軽く怒ったら泣いちゃった(汗)どう説明したらいいのか分からない。死ぬって難しい。。。「マーちゃんお空に行っちゃったよ。」と話したけど、それも理解出来ないみたい。そりゃそうか…。
昨日霊園から連絡があった。「マーブルちゃんを焼きました」と。本当にお空へ行っちゃったね。寂しい。マーブルと最後にお散歩したのはいつだったか…。産後実家にいる間に1日くらい行っておけばよかった。気付けば後悔ばかり。
ごめんねマーブル。。。
みんなの事、見守っててね。